性愛論
 BOOKSなかだ本店(専門書館)では、
 「性愛論」フェアを開催中です。
 歴史を動かす影の力。現代のジェンダーにも
 通じる「性のとらえ方」を真正面から追求して
 みました。
 (11/1〜11/30)

買売春解体新書 買売春解体新書 近代の性規範からいかに抜け出すか
上野 千鶴子〔ほか〕 著 Sexual Rights Project 編
●柘植書房新社 ●B6判/207P ●ISBN 4806804185 ●税込1,680円
 売春防止法、そして売春自体をどう考えるのか。Sexual Rights Project
が、97年に企画・主催した連続セミナー「風俗産業を考える」の講演内容
をまとめ、売春に対する問題意識を伝える。

愛の解剖学 愛の解剖学
カール・グラマー 著 今泉 みね子 訳
●紀伊國屋書店 ●A5判/542P ●ISBN 4314007311 ●税込4,282円
 男と女が出会ったとき、なにが起こるのか。ボディ・シグナル、すれちがいの
メカニズムを解き明かし、その裏にある法則に迫る。驚くべき事実のデータを
用いて、愛をめぐるさまざまな謎を徹底解明。

猥談 猥談 近代日本の下半身
赤松 啓介〔ほか〕 著
●現代書館 ●B6判/404P ●ISBN 4768466621 ●税込3,150円
 いつのまにやらタブー視されなくなった「性」の研究。「下半身の民俗学者」
赤松氏をはじめ、下半身に一家言を持つ三人が、ここぞとばかりに送る赤
裸々な対談。あなたも近代日本の下半身をのぞいてみませんか。

キリスト教とセックス戦争 キリスト教とセックス戦争
西洋における女性観念の構造
カレン・アームストロング 著 高尾 利数 訳
●柏書房 ●A5判/437P ●ISBN 4760113444 ●税込4,935円
 「女性はすべて処女にして魔女」という西洋キリスト教に流れる特異な〈女
性恐怖〉の根源をさぐる。
 殉教者や聖者、魔女とされた女性らの生を辿りつつ、キリスト教にひそむ
性的神経症の構造を解明する。

ものぐさ性愛論 ものぐさ性愛論(岸田秀対談集)
岸田 秀〔ほか〕 著
●青土社 ●四六判/284P ●ISBN 4791759877 ●税込1,890円
 「この世のすべては幻想である」と唱える著者のもとに「愛」の達人たちが
集結。家族の絆から恋愛、セックス・スキャンダル、バイアグラまで、「愛」と
「性」について語り尽くし、未来への人間関係を構想する。

ナルシスティックな人格 ナルシスティックな人格
矢幡 洋 著
●春秋社 ●B6判/253P ●ISBN 4393332431 ●税込1,995円
 現代社会に特徴的な人格、ナルシズム。その特徴と生態を、女性に首輪
を嵌め奉仕させた「監禁皇子」などの事例とともに詳しく解説。ナルシズム
と暴力の関係にも着目し、DVやひきこもりなどの問題解明にも新しい知見
を示す。   

女の謎 女の謎 フロイトの女性論
サラ・コフマン 著 鈴木 晶 訳
●せりか書房 ●四六判/358P ●ISBN 479670227X ●税込2,940円
 女性とはなにか、女性はいかにして作られるのか。フロイトのテクストを
丹念に検討しながらその矛盾に満ちた女性観を独自の視点から分析・解
読することで、複雑多様な女性性や女性のセクシュアリティの本質に迫る。   

性と権力関係の歴史 性と権力関係の歴史
●青木書店 ●四六判/397P ●ISBN 4250204081 ●税込3,780円
 階級、民族、人種、宗教、イデオロギー等にもとづく、社会に内在する諸
矛盾・対抗関係を問い直す。
 性・セクシュアリティの歴史に新たな光を当て、歴史学の最先端のテーマ
に多彩な視点から挑む。  

男らしさという病? 男らしさという病? ポップ・カルチャーの新・男性学
熊田 一雄 著
●風媒社 ●四六判/227P ●ISBN 4833110679 ●税込2,310円
 いま、この日本で起きている「男らしさ」の越え方、感情革命とは。
 現代日本の大衆文化における「女性の男性性」、ヤオイ女性と百合男性、
内観サークル系宗教運動、宗教倫理のセラピー化などの論点から「男らし
さ」を探る。