魔女にされたものたち
魔女にされたものたち  BOOKSなかだ本店(専門書館)では、
 「魔女にされたものたち」フェアを開催中です。
 異端者から未亡人までが魔女となった。
 中世ヨーロッパの裏側を探る。
 (9/1〜9/30)

中世ヨーロッパ万華鏡3 中世ヨーロッパ万華鏡3 名もなき中世人の日常
●八坂書房 ●A5判/278P ●ISBN 4896947398 ●税込2,940円
 中世後期の祝祭、賭博場、娼家、刑場などに、「名もなき人びと」の足跡
をたどり、厳しい時代を生き抜いたその姿を活写する新しい日常史の試み。

ヨーロッパ異教史 ヨーロッパ異教史
プルーデンス・ジョーンズ 著・ナイジェル・ペニック 著
山中朝晶 訳
●東京書籍 ●四六判/398P ●ISBN 4487799465 ●税込4,725円
 ヨーロッパには、キリスト教という上層の下に、さまざまな異教という古層
が横たわっている。ヨーロッパの歴史のなかで異教が変容しながら存続し
てきた過程を丹念に辿り、神話学、宗教学、民俗学、歴史研究に示唆を
与える。

魔女にされた女性たち 魔女にされた女性たち
近世初期ドイツにおける魔女裁判
イングリット・アーレント=シュルテ 著
野口芳子 訳・小山真理子 訳
●頸草書房 ●四六判/166P ●ISBN 4326652810 ●税込2,625円
 日常の幸・不幸の出来事を呪術で解決する民衆の価値観と、聖職者
による女性罪悪観の二つが合体して魔女は生まれた。
 裁判記録より、犠牲となった8万の女性の真の姿に迫る。

魔女裁判 魔女裁判 魔術と民衆のドイツ史
牟田和男 著
●吉川弘文館 ●B6判/197P ●ISBN 4642055029 ●税込1,785円
 16〜17世紀、魔女の烙印を押され、迫害を受けた人々がいた。その告発
は民衆の中から沸き起こり、大勢の無実の人々が処刑された。魔女裁判は
どのように行われたのか。ドイツ史の中の魔女と民衆を見つめる。

魔女と魔術の事典 魔女と魔術の事典
ローズマリ・エレン・グィリー 著
荒木正純 監訳・松田英 監訳
●原書房 ●A5判/517P ●ISBN 4562028580 ●税込4,893円
 魔女の魔術、妖術、呪術から悪魔信仰、異教の神々や崇拝にいたるまで、
400にもわたる関連項目を網羅した事典。当時の様子がうかがえる貴重な
図版約100点を収録。   

悪魔の歴史 悪魔の歴史 12〜20世紀
ロベール・ミュッシャンブレ 著・平野隆文 訳
●大修館書店 ●A5判/549P ●ISBN 4469250716 ●税込5,250円
 悪魔の誕生した中世から現代のホラー映画まで、1千年の間「悪魔」という
強迫観念にとりつかれてきた西欧人の心の問題を文化・社会とのダイナミズ
ムの中で明らかにする。   

キリスト教封印の世界史 キリスト教封印の世界史
ヘレン・エラーブ 著・杉谷浩子 訳
●徳間書店 ●四六判/243P ●ISBN 419860665X ●税込1,680円
 紀元100年から現在にかけて、幾度もの変節を経て来たキリスト教の暗部
をあばく。自然崇拝を破壊し、イスラムやユダヤを襲い、魔女狩り、異端審問
を行ってきた宗教の裏面史。   

魔女の文明史 魔女の文明史
安田喜憲 編・井上正美〔ほか〕執筆
●八坂書房 ●A5判/478P ●ISBN 4896948351 ●税込7,140円
 魔女とは何か、なぜ生まれたのか? 魔女狩りの誘惑と魔女裁判の再来
を回避するための方策は?
 人類の今日的課題として各分野17名が多角的視野で綴る示唆に満ちた
論文集。   

エリアーデ・オカルト事典 エリアーデ・オカルト事典
ミルチャ・エリアーデ 主編・ローレンス・E.サリヴァン 編
鶴岡賀雄 訳・島田裕巳 訳・奥山倫明 訳
●法蔵館 ●A5判/487P ●ISBN 4831870315 ●税込8,400円
 現代宗教学の基本文献「宗教百科事典」より、エリアーデが生涯強い関心
を抱き続けたオカルティズム、錬金術、呪術、魔術に関する36項を精選。
 世界の一流執筆陣による決定版。   

中世の死 中世の死 生と死の境界から死後の世界まで
ノルベルト・オーラー 著・一条麻美子 訳
●法政大学出版局 ●四六判/334P ●ISBN 4588008218 ●税込4,200円
 教皇や皇帝の死から沼に落ちて死ぬ子供まで、疾病や天災による死から
刑罰や戦争による死まで、中世ヨーロッパの死を追体験しつつ、現代の生と
死を考える。   

ローマ教皇 ローマ教皇 キリストの代理者・二千年の系譜
フランチェスコ・シオヴァロ 著・ジェラール・ベシエール 著
後藤淳一 訳
●創元社 ●新書/194P ●ISBN 4422211242 ●税込1,575円
 「あなたはペトロ。私はこの岩の上に私の教会を建てる。」
 初代ペトルスから現教皇ヨハネ・パウルス2世までの2000年の事蹟を
描きつつ、世界史全体を捉え直す。   

魔女狩りという狂気 魔女狩りという狂気
アン・ルーエリン・バーストウ 著・黒川正剛 訳
●創元社 ●四六判/326P ●ISBN 4422202243 ●税込2,625円
 魔女はだれだったのか? どのような犠牲者が、なぜ選ばれたのか。
 告発から処刑への過程をたどりながら、すさまじい集団発狂の謎を解き
明かす。魔女狩りの新しい歴史。   

魔法世界への旅 魔法世界への旅
天沼春樹 著・水月ルツ 著
●東京書籍 ●四六判/203P ●ISBN 4487797977 ●税込1,680円
 星の導き、数の神秘・・・夢見る力に導かれて、魔法世界への不思議な
窓が開かれる。カバラの魔法、魔術師マーリン、占星術、タロット、賢者の
石、魔法博士、秘密結社など、魔法・魔術がわかる一冊。   

シャーマニズムと想像力 シャーマニズムと想像力
ディドロ、モーツァルト、ゲーテへの衝撃
グローリア・フラハティ 著・野村美紀子 訳
●工作舎 ●A5判/380P ●ISBN 4875023871 ●税込4,200円
 シャーマニズムは古代より人々の想像力を刺激してきた。18世紀ヨー
ロッパを震撼させた「聖なるもの/異なるもの」の力とは。
 西洋文化の伏流としてのシャーマニズムに光を当てる試み。