「世界の中心で、愛をさけぶ」、100万部突破

世界の中心で、愛をさけぶ 『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館) / 片山恭一
「好きな人を亡くすことは、なぜ辛いのだろうか」  十数年前、高校時代
に体験した恋人の死を巡って展開されるどこまでもピュアな物語。

かたやま・きょういち●1959年愛媛県生まれ。福岡県在住。九州大学
卒業。86年「気配」で文
界新人賞を受賞しデビュー。

ISBNコード
定価
発売日
4093860726
1,400円+税
2001/3/30

 作家片山恭一氏の「世界の中心で、愛をさけぶ」(小学館)の発行部数が、11月5日時点で100万部を突
破しました。国内作家の小説が100万部を超えたのは、浅田次郎氏の「鉄道員(ぽっぽや)」(1997年・155
万部)以来。本書は2001年春、初版8,000部で発売。20〜30代の女性を中心に広まっていったようです。
 「仕掛け」が生んだ話題作
 仕掛け 1
 当初、本書のタイトルは、著者がつけた「恋するソクラテス」の予定でした。しかし、担当編集者が「埋もれて
しまう・・・。」との考えから、「世界の中心で、愛をさけぶ」という読点の入る長いタイトルとなりました。著者
は大変照れていたようですが、このタイトルがインパクトを残し、大反響を生んだようです。
 仕掛け 2
 もう一方の仕掛人は書店員。書店員が作ったオリジナルポップから火が付き、首都圏を中心に、じわじわと
売れていきました。
 映画化も決定! 
2004年夏、公開予定。
監督:行定勲 (映画「GO」の監督) 主演:大沢たかお 柴咲コウ 山崎努ほか