BOOKSなかだ掛尾本店調べ (2018年 11月26日号)

1.→
日本国紀
百田尚樹
●幻冬舎 ●ISBN  9784344033856 ●本体 1,800円+税

 私たちは何者なのか――。
 神話とともに誕生し、万世一系の天皇を中心に、独自の発展を遂げてきた、私たちの国・日本。
 本書は、2000年以上にわたる国民の歴史と激動にみちた国家の変遷を「一本の線」でつないだ、壮大なる叙事詩である!
 当代一のストーリーテラーが、 平成最後の年に送り出す、日本通史の決定版!


2.↑
熱帯
森見登美彦
●文藝春秋 ●ISBN 9784163907574 ●本体 1,700円+税

 汝にかかわりなきことを語るなかれ――。そんな謎めいた警句から始まる一冊の本『熱帯』。
 この本に惹かれ、探し求める作家の森見登美彦氏はある日、奇妙な催し「沈黙読書会」でこの本の秘密を知る女性と出会う。そこで彼女が口にしたセリフ「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」、この言葉の真意とは?
 秘密を解き明かすべく集結した「学団」メンバーに神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと「部屋の中の部屋」……。
 幻の本をめぐる冒険はいつしか妄想の大海原を駆けめぐり、謎の源流へ!

我ながら呆れるような怪作である――森見登美彦


3.↑
日本が売られる
 幻冬舎新書 517
堤未果
●幻冬舎 ●ISBN 9784344985186 ●本体 860円+税

 水と安全はタダ同然、医療と介護は世界トップ。そんな日本に今、とんでもない魔の手が伸びているのを知っているだろうか?
 法律が次々と変えられ、米国や中国、EUなどのハゲタカどもが、我々の資産を買い漁っている。水や米、海や森や農地、国民皆保険に公教育に食の安全に個人情報など、日本が誇る貴重な資産に値札がつけられ、叩き売りされているのだ。
 マスコミが報道しない衝撃の舞台裏と反撃の戦略を、気鋭の国際ジャーナリストが、緻密な現場取材と膨大な資料をもとに暴き出す!


4.↑
破天荒フェニックス
 オンデーズ再生物語
 NewsPicks Book
田中修治
●幻冬舎 ●ISBN  9784344033504 ●本体 1,600円+税

 2008年2月。小さなデザイン会社を経営している田中修治(30歳)は、ひとつの賭けに打って出る。それは、誰もが倒産すると言い切ったメガネチェーン店「オンデーズ」の買収―。新社長として会社を生まれ変わらせ、世界進出を目指すという壮大な野望に燃えていたが、社長就任からわずか3か月目にして銀行から「死刑宣告」を突き付けられる。しかしこれは、この先降りかかる試練の序章に過ぎなかった…。


5.↑
百姓一揆
 岩波新書 新赤版 1750
若尾 政希
●岩波書店 ●ISBN 9784004317500  ●本体 820円+税

 「反体制運動ではなかった」,「竹槍や蓆旗(むしろばた)は使われなかった」――
 百姓一揆の歴史像は,研究の進展によって大きく転換した.なぜ百姓は,訴訟や一揆を通して粘り強く自己主張することができたのか.
 各地に残る「一揆物語」には,どんな思想が織りこまれているか.その独特のピープルズ・パワーから,近世という時代を考える.


6.↓
富山は日本のスウェーデン
  変革する保守王国の謎を解く
井手英策
●集英社新書 ●ISBN  9784087210446 ●本体 820円+税

 富山県は県民総生産が全国三一位の小さな自治体だが、一人当たりの所得では六位、勤労者世帯の実収入では四位に浮上する。
 背景にあるのは、ワークシェアリング的な雇用環境と女性が働きやすい仕組みだ。さらに、公教育への高い信頼、独居老人の少なさなど、まるでリベラルの理想が実現しているかのようだ。しかし、北陸は個人よりも共同体の秩序を重視する保守的な土地柄とされる。富山も例外ではない。つまり、保守王国の中から「日本的な北欧型社会」に向けた大きなうねりが起きているのだ。


7.↑
変見自在 習近平は日本語で脅す
高山正之
●新潮社 ●ISBN 9784103058830 ●本体 620円+税

 尖閣強奪のみならず、日本併合まで企む「皇帝」の演説は70%が日本語だった!
 中国人の学者曰く「現代中国語の70%以上は日本から輸入した言葉だ」という。
 漢字に頼らず、万葉仮名を発明した日本人の凄さとは。教科書が教えない「真の歴史」を学び、新聞が報じない「世の真実」を知る事で見えてくる、朝日新聞のトンデモ記事に、中国、アメリカ、白人たちの悪行の数々――
 巷の?と出鱈目を一刀両断!


8.↑
幸福の増税論
 岩波新書 新赤版 1747
井手英策
●岩波書店 ●ISBN 9784004317470  ●本体 840円+税

 なぜ日本では,「連帯の仕組み」であるはずの税がこれほどまでに嫌われるのか.
 すべての人たちの命とくらしが保障される温もりある社会を取り戻すために,あえて「増税」の必要性に切り込み,財政改革,社会改革の構想を大胆に提言する,著者渾身の一冊.
 税や財政のしくみを変えれば,これからの日本,社会は大きく変わる!



9.↓
ブラタモリ 13
京都(清水寺・祇園)・黒部ダム・立山
NHK「ブラタモリ」制作班
●KADOKAWA ●ISBN 9784041073759 ●本体 1,400円+税

#69 京都・清水寺〜人はなぜ清水を目指す?〜
#70 京都・祇園〜日本一の花街・祇園はどうできた?〜
#86 黒部ダム〜黒部ダムは なぜ秘境につくられた?〜
#87 黒部の奇跡〜黒部ダムは なぜ秘境につくられた?〜
#88 立山〜北アルプス・立山は なぜ神秘的?〜


10.↑
歌集 滑走路
萩原慎一郎
●角川文化振興財団 KADOKAWA ●ISBN  9784048764773 ●本体1,200円+税

 生きづらい、不安な時代を生きるすべての人へ
 若き歌人が残した295首