BOOKSなかだ掛尾本店調べ (2018年 11月5日号)

1.↑
学びを結果に変えるアウトプット大全
樺沢紫苑
●サンクチュアリパブリッシング ●ISBN  9784801400559 ●本体 1,450円+税

最新の脳科学でわかった!
説明・アイデア・雑談・交渉など。
すべての能力が最大化する、脳科学に裏付けられた
伝え方・書き方・動き方。


2.↑
富山は日本のスウェーデン
  変革する保守王国の謎を解く
井手英策
●集英社新書 ●ISBN  9784087210446 ●本体 820円+税

 富山県は県民総生産が全国三一位の小さな自治体だが、一人当たりの所得では六位、勤労者世帯の実収入では四位に浮上する。
 背景にあるのは、ワークシェアリング的な雇用環境と女性が働きやすい仕組みだ。さらに、公教育への高い信頼、独居老人の少なさなど、まるでリベラルの理想が実現しているかのようだ。しかし、北陸は個人よりも共同体の秩序を重視する保守的な土地柄とされる。富山も例外ではない。つまり、保守王国の中から「日本的な北欧型社会」に向けた大きなうねりが起きているのだ。


3.↑
下町ロケット ヤタガラス
池井戸潤
●小学館 ●ISBN 9784093865234 ●本体 1,500円+税

2018年10月放映、ドラマ「下町ロケット」(TBS日曜劇場)新シリーズの原作小説『下町ロケット ゴースト』に連なる、「宇宙から大地」編、クライマックスへ――!

社長・佃航平の閃きにより、トランスミッションの開発に乗り出した佃製作所。果たしてその挑戦はうまくいくのか――。
ベンチャー企業「ギアゴースト」や、ライバル企業「ダイダロス」との“戦い”の行方は――。
帝国重工の財前道生が立ち上げた新たなプロジェクトとは一体――。
そして、実家の危機に直面した番頭・殿村直弘のその後は――。

大きな挫折を経験した者たちの熱き思いとプライドが大激突!
準天頂衛星「ヤタガラス」が導く、壮大な物語の結末や如何に!?
待望の国民的人気シリーズ第4弾!!


4.↑
沈黙のパレード
東野圭吾
●文藝春秋 ●ISBN 9784163908717 ●本体 1,700円+税

 突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。
 容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。
 第一作『探偵ガリレオ』の刊行から二十年――。
 シリーズ第九作として、前人未踏の傑作が誕生した。


5.↑
ホモ・デウス 上・下
テクノロジーとサピエンスの未来
ユヴァル・ノア・ハラリ 柴田裕之
●河出書房新社 ●ISBN  (上)9784309227368 ●本体 各1,900円+税


 我々は不死と幸福、神性をめざし、ホモ・デウス(神のヒト)へと自らをアップグレードする。そのとき、格差は想像を絶するものとなる。
 35カ国以上で400万部突破の世界的ベストセラー!



6.↓
好日日記
  季節のように生きる
森下典子
●パルコ出版 ●ISBN  9784865062793 ●本体 各1,500円+税

 「二十四節気」と「茶室」を味わいながら、自分と向き合う心の旅。
 映画化された累計26万部のロングセラー『日日是好日』待望の続編!
 お茶を始めて40年、その後の著者は?



7.↑
長谷川慶太郎の大局を読む 2019
長谷川慶太郎
●李白社 徳間書店 ●ISBN 9784198647094 ●本体 1,600円+税

 今アメリカでは市民レベルまで反中国の動きが出てきている。その動きに火をつけたのが習近平の唱えた「中国製造2025」。
 このスローガンは製造業他全ての分野で中国が世界のトップになるというもの。まして中国はハイテク分野でアメリカの技術を盗み続け先端技術を進歩させてきた。アメリカは今こそ中国を叩き潰さないとトップランナーを脅かされる。
 貿易戦争から覇権戦争の様相を呈して米中両大国の争いはどうなる?
 そして日本はどうすればよいか?


8.↑
地球46億年気候大変動
炭素循環で読み解く、地球気候の過去・現在・未来
ブルーバックス B2074
横山祐典
●講談社 ●ISBN 9784065135150 ●本体 1,200円+税

 最先端研究でわかった気候変動を支配する「地球のからくり」
 隕石が絶え間なく降り注ぐマグマオーシャンの時代から、全球凍結したスノボールアース、恐竜が繁栄した超温暖化時代、そして氷期、間氷期を繰り返す、直近の260万年にいたるまで、地球の気候は激しく変動してきた。
 一見すると無秩序に激しく変動しているように見えるが、その変化には一定のリズムや規則性があることがわかってきた。
 鍵を握るのが、地球の公転軌道の変化がもたらす「ペースメーカー」と地球の表層における「炭素循環」だった!


9.↑
自衛隊の闇組織
秘密情報部隊「別班」の正体
講談社現代新書 2496
石井暁
●講談社 ●ISBN 9784065135884 ●本体 800円+税

 「別班」はいわば帝国陸軍の“負の遺伝子”を受け継いだ“現代の特務機関”であり、
災害派遣に象徴される自衛隊の“陽”の部分とは正反対の“陰”の部分といえる。

 憲法9条をめぐる本格的な改憲論争を控えたいま、自衛隊について考えるための必読書!


10.↑
野の春
流転の海 第9部
宮本輝
●新潮社 ●ISBN 9784103325192  ●本体 2,100円+税

 執筆37年、シリーズ累計230万部の大作「流転の海」、第九部でついに完結。
 自らの父をモデルにした松坂熊吾の波瀾の人生を、戦後日本を背景に描く自伝的大河小説「流転の海」。
 昭和四十二年、熊吾が五十歳で授かった息子・伸仁は二十歳の誕生日を迎える。しかし熊吾の人生の最期には、何が待ち受けていたのか。妻の房江は、伸仁はどう生きていくのか。幸せとは、宿命とは何だろうか――。
 感動の最終幕へ。